ライト式建築 甲子園会館(旧甲子園ホテル)
更新日:2015/07/17
先週、ニュースで西宮回生病院が建て替えることになったと言っていました。「火垂るの墓」にも出てくる歴史的建築がなくなるのはとっても残念です。
同じ西宮にはとっても素晴らしい歴史的建築物が保存され見学できる所があります。
それがJR甲子園口にある武庫川女子大学が所有する「甲子園会館(旧甲子園ホテル)です。
ライト式建築といえば、帝国ホテル旧館が有名で現在は明治村に正面玄関が保存されていますね!
帝国ホテルはライトが途中で帰国を余儀無くされ、その後は彼の愛弟子の遠藤新が建築しましたが、こちらの甲子園ホテルは最初から遠藤新が手がけました。
当時この武庫川沿いの一帯は巨大レジャーランドでプールやテニスコート、水族館などがあったそうです。
一流のリゾートホテルだったんですね!
「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と称されたそうです。
この景色!!ホテルとして復活してくれたら絶対超人気出るのになあぁ!!!
↓こちらは暖炉。各部屋に趣の違った暖炉があります。
暖炉のモザイクに竣工した年、1930の文字が!
シンボルモチーフは打ち出の小槌。和モダンで素敵。
こんなに豪華なのに、ホテルとして営業していたのはたったの14年だけ…
第二次世界大戦の戦火が激しくなり閉鎖した後は、海軍病院を経て大蔵省が管理していたそうですがボロボロだったそうです。
それを武庫川女子大が引き受けて修繕し、現在は建築学部のキャンパスとしてつかわれています。
見学はガイドをして下さる方が、歴史や構造もしっかり教えてくださいますので理解が深まります。
本当に素晴らしい歴史的遺産なので是非ホームページで見学日をチェックして行ってみてくださいね!
お勧めです(^o^)/